JLPT N1 Reading practice test 1
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JLPT N1 Reading practice test 1 is a reading paper for the JLPT N1 exam. It takes 110 minutes. The PDF has 25 pages and 13 sections. You can download the PDF for free, with no account.
Updated 4 November 2026, Faust Academy team
空港のない一か月
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Inside the paper
問題1
____の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
1. 神戸の住宅街にあるその小さな店では、アルザス地方の家庭料理にならい、肉と野菜を陶器の鍋で長時間焼き上げた素朴な味わいの煮込みが評判だ。
1) そぼく
2) すぼく
3) そはく
4) すはく
2. 借りた本の返却期限を二週間も過ぎてしまい、市立図書館から督促のはがきが届いた。
1) ちょくそく
2) とくそく
3) とくぞく
4) どくそく
3. この町内会の運営費は、すべて会員から集める年会費で賄われている。
1) おぎなわれて
2) うしなわれて
3) まかなわれて
4) つぐなわれて
4. 新駅の開業が、それまで伸び悩んでいた周辺地域の宅地開発に拍車をかけた。
1) はくしゃ
2) ひょうしゃ
3) はくじゃ
4) はっしゃ
5. 課長は会議の場で、計画の見通しが甘かったことを潔く認め、関係者に頭を下げた。
1) いさましく
2) こころよく
3) すがすがしく
4) いさぎよく
6. 地元の若手農家を中心とする土づくりの研究会が、今年の春に発足した。
1) はつそく
2) ほっそく
3) ほうそく
4) はつあし
問題2
( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
7. 若手社員の山下さんは新しい企画を提案したが、部長に「前例がない」の一言で( )しまった。
1) 一蹴されて
2) 一掃されて
3) 一括されて
4) 一新されて
8. 台風の接近に伴い、新幹線のダイヤは終日大きく( )した。
1) 混同
2) 混乱
3) 混雑
4) 混合
9. 老舗の味を守りながらも、三代目の店主は地元の新しい食材を取り入れることに( )だ。
1) 意図的
2) 画期的
3) 意欲的
4) 圧倒的
10. 引っ越しの荷物は( )片付いたが、本棚に入れる細かい物がまだ箱に入ったままだ。
1) ことごとく
2) あらかじめ
3) おおむね
4) いやに
11. 駅前の再開発計画は、一部住民の強い反対を受けて( )に乗り上げている。
1) 窮地
2) 難関
3) 障壁
4) 暗礁
12. 市民マラソンで、彼女は最後まで( )ペースを保ち、自己ベストを更新した。
1) 一律の
2) 一定の
3) 一連の
4) 一様の
13. 祖父は口数こそ少ないが、その言葉には長年の経験に( )重みがある。
1) 裏打ちされた
2) 左右された
3) 下支えされた
4) 後押しされた
問題3
____の言葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
14. 弁護側は公判で、検察側が描いた事件の構図を根本から覆す証拠を提出した。
1) 裏付ける
2) ひっくり返す
3) 補強する
4) ぼかす
15. 花火大会の翌朝、河川敷にはおびただしい数のごみが残されていた。
1) 非常に多い
2) 思ったより少ない
3) 例年並みの
4) わずかな
16. 住民説明会での担当者の話は回りくどくて、結局何が決まったのかなかなかつかめなかった。
1) 早口で聞き取りにくくて
2) 専門用語が多くて
3) 遠回しで要点が分かりにくくて
4) 声が小さくて
17. 祖母の作る煮物は、どれも素材の味が生きるよう味付けが控えめだ。
1) 濃いめ
2) 独特
3) 甘め
4) 薄め
18. 試合終了間際に追いついたチームは、PK戦の末辛うじて決勝進出を決めた。
1) 予想どおり
2) なんとか
3) 余裕をもって
4) 久しぶりに
19. 部品の調達が遅れているため、新製品の販売をしばらく見合わせることになった。
1) 検討する
2) 限定する
3) 延期する
4) 縮小する
問題4
次の言葉の使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
20. 門前払い
1) 新人賞の締め切りに間に合ったので、原稿は無事に門前払いで受け付けてもらえた。
2) 人気作家が名前を伏せて昔の原稿を出版社に送ったところ、中身もろくに読まれずに門前払いされたという。
3) 開店前から客が長い列を作り、店の前は門前払いのにぎわいだった。
4) この旅館では、到着した客を玄関で門前払いし、荷物を部屋まで運ぶのが習わしだ。
21. おもむろに
1) 信号が青に変わった瞬間、横道から自転車がおもむろに飛び出してきて、ひやりとした。
2) 薬を変えてから、母の病状はおもむろに回復に向かっている。
3) 長い沈黙のあと、棋士はおもむろに駒を手に取り、盤の中央に打った。
4) 彼はおもむろに約束を忘れるので、前日に必ず念を押すようにしている。
22. おびただしい
1) 台風が過ぎ去った翌朝、海岸にはおびただしい数の流木が打ち上げられていた。
2) 祖父は何事にもおびただしい人で、家計簿も一円単位まできちんとつけている。
3) 長年の目標だった資格試験に合格し、おびただしい気持ちで春を迎えた。
4) この小説は結末がおびただしいので、読み終えたあとも長く心に残る。
23. かたくな
1) このせんべいはかたくななうえに厚みもあるので、歯の弱い人には勧めにくい。
2) 新しい橋はかたくなな構造で、大きな地震にも耐えられるよう設計されている。
3) 彼女は初対面の相手にもかたくなに話しかけ、すぐに打ち解けてしまう。
4) 父は医師に何度勧められても、かたくなに入院を拒み続けた。
24. ひとしお
1) 三年がかりで育てた果樹が初めて実をつけ、収穫の喜びもひとしおだった。
2) 煮物の仕上げに塩をひとしお加えると、味が引き締まる。
3) 電車が遅れたため、会議にはひとしお遅れて到着した。
4) 彼はひとしおの準備もせずに発表に臨み、案の定うまくいかなかった。
25. めど
1) 駅前のめどにある喫茶店で、午後三時に待ち合わせることにした。
2) 展望台からのめどがすばらしく、遠くの山並みまで見渡せた。
3) 寄付金が予定額に達し、ようやく公民館建て替えのめどが立った。
4) 兄はめどがいいので、遠くの看板の小さな字もはっきり読める。
問題5
次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
26
この小型の除雪装置は、町工場の技術者が十年にわたる試行錯誤( )、ようやく完成させたものだ。
27
この旅館は、料理の味( )、従業員の細やかな心遣いが多くの客を引きつけている。
28
激しい雨と強風( )、選手たちは最後まで全力でコースを走り抜いた。
29
館長とは連絡がつかず、回答の期限も迫っているので、この件は副館長の私が判断する( )。
30
第一志望の大学に合格したと聞いた妹は、今にも飛び上がら( )喜んでいた。
31
(陶芸教室で) A「先日お送りした作品の写真、ご覧になりましたか。」 B「はい、( )。どれもすてきでした。」
32
住民と市役所の間に立って、この難しい調整役を務められるのは、自治会長の山本さん( )ほかにいない。
33
毎日とは( )、週に二、三回は近所の公園で運動するよう心がけている。
34
ネット上で一度広まった悪い評判は、店側がどれほど丁寧に説明した( )、すぐには消えないものだ。
35
この画家の作品は、その土地に生まれ育った者( )の繊細な色使いが魅力だ。
26. この小型の除雪装置は、町工場の技術者が十年にわたる試行錯誤( )、ようやく完成させたものだ。
1) のあまり
2) をよそに
3) の末に
4) ともなると
27. この旅館は、料理の味( )、従業員の細やかな心遣いが多くの客を引きつけている。
1) ならいざしらず
2) もさることながら
3) といえども
4) にかこつけて
28. 激しい雨と強風( )、選手たちは最後まで全力でコースを走り抜いた。
1) をかわきりに
2) にひきかえ
3) とあいまって
4) をものともせず
29. 館長とは連絡がつかず、回答の期限も迫っているので、この件は副館長の私が判断する( )。
1) にかたくない
2) までもない
3) にはあたらない
4) よりほかない
30. 第一志望の大学に合格したと聞いた妹は、今にも飛び上がら( )喜んでいた。
1) んばかりに
2) ずにはおかず
3) ないまでも
4) んがために
31. (陶芸教室で) A「先日お送りした作品の写真、ご覧になりましたか。」 B「はい、( )。どれもすてきでした。」
1) ご覧になりました
2) お目にかかりました
3) 拝見しました
4) 拝見になりました
32. 住民と市役所の間に立って、この難しい調整役を務められるのは、自治会長の山本さん( )ほかにいない。
1) をもって
2) をおいて
3) にあって
4) たりとも
33. 毎日とは( )、週に二、三回は近所の公園で運動するよう心がけている。
1) いうまでもなく
2) いえども
3) いったところで
4) いわないまでも
34. ネット上で一度広まった悪い評判は、店側がどれほど丁寧に説明した( )、すぐには消えないものだ。
1) ところで
2) ばかりに
3) とたんに
4) あげく
35. この画家の作品は、その土地に生まれ育った者( )の繊細な色使いが魅力だ。
1) ずくめ
2) ならでは
3) ながら
4) まみれ
問題6
次の文の★に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。(例)を参考にしてください。
36
家庭用のビニールプールは水深が浅いとはいえ、大人が ____ _★_ ____ ____ 、幼い子どもは数秒のうちに水に顔をつけたまま起き上がれなくなることもある。
37
駅前の商店街を取り壊すことに対して、住民の反対の声 ____ ____ _★_ ____ 、市は再開発計画を予定どおり進める方針を発表した。
38
この深みのある藍色は、四十年にわたって染めの仕事を続けてきた _★_ ____ ____ ____ ものだと言えるだろう。
39
本講座では、 ____ ____ ____ _★_ 、一度納入された受講料は返金いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
40
人気作家の十年ぶりの新作 ____ _★_ ____ ____ 、発売日の朝には開店前から書店の前に長い列ができた。
れい
例
この劇団は、 ____ _★_ ____ ____ 、全国十都市を巡る予定だ。
0. この劇団は、 ____ _★_ ____ ____ 、全国十都市を巡る予定だ。
1) を
2) 皮切りに
3) 東京公演
4) 来月の
こたえ: 3
36. 家庭用のビニールプールは水深が浅いとはいえ、大人が ____ _★_ ____ ____ 、幼い子どもは数秒のうちに水に顔をつけたまま起き上がれなくなることもある。
1) 最後
2) 目を
3) が
4) 離した
37. 駅前の商店街を取り壊すことに対して、住民の反対の声 ____ ____ _★_ ____ 、市は再開発計画を予定どおり進める方針を発表した。
1) よそに
2) を
3) の
4) が高まる
38. この深みのある藍色は、四十年にわたって染めの仕事を続けてきた _★_ ____ ____ ____ ものだと言えるだろう。
1) 初めて
2) 出せる
3) 彼
4) にして
39. 本講座では、 ____ ____ ____ _★_ 、一度納入された受講料は返金いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
1) 問わず
2) いかんを
3) 欠席の
4) 理由
40. 人気作家の十年ぶりの新作 ____ _★_ ____ ____ 、発売日の朝には開店前から書店の前に長い列ができた。
1) あって
2) と
3) 発売される
4) が
問題7
次の文章を読んで、41から45の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
空港のない一か月
昨年の十一月、私の住む町の汐見空港が、滑走路の改修工事のために一か月間閉鎖された。東京へ向かう便はすべて、隣の県にある北浦空港に移された。北浦空港までは車で二時間ほどかかる。出張の多い私にとって、一か月の閉鎖はただの不便でしかないと思っていた。__(41)__、実際にその一か月を過ごしてみると、思いのほか得るものの多い期間となった。 閉鎖期間中、汐見空港を利用していた多くの住民は、遠い北浦空港へ向かうか、鉄道や高速バスでの長距離移動を__(42)__。私も例外ではなく、まだ暗いうちに家を出て、海沿いを走る始発の列車で北浦空港へ向かう日が続いた。初めのうちは、乗り遅れまいと時刻表ばかり気にしていた。移動だけで一日の半分が終わることもあった。 それでも、何度か乗るうちに、窓の外へ目が向くようになった。冬の海沿いを走る列車の窓から、これまで上空から見下ろすだけだった町や漁港を眺めていると、そこにも一つ一つの暮らしがあることを、改めて実感せずには__(43)__。港で網を繕う人、ホームで孫を見送る老人、凍えた道を自転車で急ぐ学生。飛行機の窓からは小さな点にしか見えなかった場所に、それぞれの朝があったのだ。 空港が再開した今、私は再び飛行機で出張に出かけている。__(44)__、月に一度は、あえて時間のかかる鉄道を選ぶことにしている。会議の資料を広げる代わりに、車窓を流れる景色を、ただ黙って眺めるためである。その数時間が、今では何よりの楽しみになっている。 目的地に早く着くことばかりを考えていたころの私は、その途中にあるものを見ようともしなかった。便利さを手に入れるとは、何かを手放すことでもある。思えば、あの不便な一か月こそが、私に旅の意味を問い直させてくれた機会__(45)__。
41. 出張の多い私にとって、一か月の閉鎖はただの不便でしかないと思っていた。___、実際にその一か月を過ごしてみると、思いのほか得るものの多い期間となった。
1) それゆえ
2) ところが
3) そのうえ
4) すなわち
42. 閉鎖期間中、汐見空港を利用していた多くの住民は、遠い北浦空港へ向かうか、鉄道や高速バスでの長距離移動を___。
1) 強いた
2) 余儀なくさせた
3) 免れた
4) 余儀なくされた
43. 冬の海沿いを走る列車の窓から、これまで上空から見下ろすだけだった町や漁港を眺めていると、そこにも一つ一つの暮らしがあることを、改めて実感せずには___。
1) いられなかった
2) おかなかった
3) すまなかった
4) かなわなかった
44. 空港が再開した今、私は再び飛行機で出張に出かけている。___、月に一度は、あえて時間のかかる鉄道を選ぶことにしている。
1) それどころか
2) なぜなら
3) とはいえ
4) 要するに
45. 便利さを手に入れるとは、何かを手放すことでもある。思えば、あの不便な一か月こそが、私に旅の意味を問い直させてくれた機会___。
1) にすぎなかった
2) にほかならなかった
3) どころではなかった
4) に限ったことではなかった
問題8
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
先日、スマートフォンの雑学クイズアプリを試してみた。今や大抵のことは検索すれば瞬時に分かる。正解の数でその人の知識の深さが測れるわけでもない。ただ、答えられなかった問いの中には、存在すら知らなかった事柄がいくつもあった。検索は、知りたいことが分かっていて初めて役に立つ。欠けていることに気づかない限り、人は調べようとさえしないのだ。クイズの効用は、知らないことの在りかを教えてくれる点にこそあるのだろう。
(2)
取引先各位 いつもお世話になっております。株式会社ミナセ物流経理部です。 このたび、4月分以降の請求書は、新設の「ミナセ請求ポータル」から電子データでご提出いただくことになりました。初回のご提出前に、3月15日までにポータルでの利用登録をお済ませください。3月分までの請求書は、従来どおり紙での郵送でも受け付けております。 なお、経理部の電話(03-1234-5678)はご質問専用で、登録のお申し込みは承っておりません。
(3)
長年使ってきた木の椅子が、ぐらつくようになった。座面の下の引き出しも引っかかって開かない。家具修理工房に持ち込むと、職人はぐらつきを止め、引き出しを滑らかにしてくれたが、座面の傷やすり減った角はそのままだった。尋ねると、「修理の要は直しすぎないことです。跡を全部消したら、それはあなたの椅子ではなくなりますから」と言う。「直しすぎない」とは、暮らしの邪魔になるところには手を入れても、重ねてきた年月には手をつけないということなのだろう。
(4)
うちの課では昨年、効率化のため雑談を控えることにした。ところが半年ほどたったころ、ある同僚の担当案件が締め切りに間に合わなかった。聞けば、前から一人で仕事を抱え込んでいたのに、誰も気づいていなかった。以前なら、昼食時の何気ない会話で「最近帰りが遅いね」と声がかかっていたはずだ。雑談は無駄話のようでいて、互いの調子を、面と向かって尋ねずとも感じ取る場になっていた。そうした下地があってこそ、人は「手伝って」と口にできるのだと思う。
46. 筆者は、知識を問うクイズの意義をどこにあると考えているか。
1) 検索すればすぐ分かる時代だからこそ、できるだけ多くの知識を頭に蓄えておく習慣が身につくところ
2) 正解の数によって、自分の知識の量をほかの人と客観的に比べられるところ
3) 答えられなかった問いを通して自分の知らないことに気づき、調べるきっかけが得られるところ
4) 覚える必要のない知識を見分けられるようになり、記憶の負担を減らせるところ
47. このメールを受け取った取引先が、まずしなければならないことは何か。
1) 3月分の請求書から、新しいポータルを通して電子データで提出する。
2) 3月15日までに、新しいポータルで利用登録を済ませる。
3) 紙の請求書の郵送をすぐにやめ、担当者に連絡する。
4) 電子での提出に切り替えたい旨を、電話で経理部に申し込む。
48. 「直しすぎない」とはどういうことか。
1) 依頼者の費用の負担を考え、修理する箇所をできるだけ少なくすること
2) 傷んだ部分だけを手早く直して、短い期間で依頼者に返すこと
3) 新品として買ったときの状態に、できるかぎり近づけて戻すこと
4) 使いにくい不具合は直しても、長く使ってきた跡は消さずに残すこと
49. 筆者は、職場の雑談にどのような役割があると考えているか。
1) 同僚の様子をそれとなく知る手段となり、困ったときに助けを求めやすくする役割
2) 会議では出にくい新しい企画のアイデアを生み出す役割
3) 仕事の緊張をほぐし、作業の効率を高める休憩としての役割
4) 上司が部下の仕事の進み具合を確認するための役割
問題9
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
今、仕事に応募するには、履歴書を書く。志望動機や自己PRの欄に、自分がどんな人間で何ができるのかを、自分で書き込む。 かつてはそうではなかった。働き口を求めるときも結婚相手を探すときも、間に立つ紹介者や仲人が、雇い主や相手の家に本人の人柄や長所を語ったものだ。本人はほとんど口を開かずにすんだ。今では①その役目を、応募する本人が自分で果たしている。もっとも、受け入れるかどうかを決めるのが雇う側や相手の家であることは、昔も今も変わらない。 紹介者を通すのが普通ではなくなった今、自分のことは自分で語ればよい。一見、自由になったように思える。だが、これは②自由に見えて、実はそうではない。書類にはあらかじめ欄が設けられ、読む側が期待する決まった言い回しもある。どのような「望ましい人物」として自分を描くべきかは、書き始める前からほぼ決まっているのだ。 考えてみれば、紹介者のほめ言葉も本人の言葉ではなかった。人に受け入れてもらおうとするとき、人はいつも他人の言葉を借りてきたのである。昔はそれが紹介者の口であり、今は書類の型であるにすぎない。型どおりの自己PRを書きながら、自分を偽っているようで落ち着かない人もいるだろう。だが、恥じることはない。昔に比べて何かが失われたわけではないのだから。
(2)
料理を始めたころ、私はレシピの「塩少々」や「適量」という書き方に①腹を立てていた。はっきりした量が書かれていないので、作るたびに味が変わり、同じ味が二度と出せなかったからだ。料理教室の先生に尋ねても、「少々は少々ですよ」と同じ言葉が返ってくるだけだった。慣れた人には分かっているのに、わざと言わないのだろうと疑ったこともある。 今なら、あの答えの意味が分かる。「適量」とは、その時に適した量のことだ。トマトの酸味も野菜の水分も季節によって違うし、汗をかいて帰ってきた人と、そうでない人とでは、おいしく感じる塩加減も変わる。ふさわしい量は毎回変わるのである。②この言葉は、量をいいかげんにしてよいという意味ではない。量が大事だからこそ、味を見ながらそのつど自分で決めよということなのだ。 それでも、私は数字を捨てたわけではない。長く台所に立ってきた今でも、初めての料理を作るときは、まず本に書かれたグラム数のとおりに量る。そして、実際に入れた量と、その日の材料の様子を、たとえば「トマトが酸っぱかった」というふうにノートに書いておく。次に同じ量で作るためではない。材料はまた違うのだから、それは無理だ。書き残すのは、出発点を持ち、違いに気づくためである。
(3)
この町に越してきて半年、私はよく歩いた。どこへ行くにも地図アプリを開き、画面の矢印に従えば、迷うことなく目的地に着いた。ところがある晩、友人に「駅から家まで、どんな道?」と聞かれて、何も答えられなかった。どの角を曲がったのか、途中に何があったのか、何ひとつ浮かんでこない。私は指示どおりに足を動かしていただけで、①この町を少しも知らなかったのだ。 ある休日、出かけた先でスマートフォンの電池が切れた。初めは心細かったが、その気持ちはすぐに消えた。道に迷った私は、寺の屋根や目立つ看板など目印になるものを探しながら歩き、八百屋の主人に道を尋ねた。教えられたのは細い裏道だった。もっとも、その裏道は、それ以来ほとんど通っていない。家に着くまで、いつもよりずっと時間がかかった。それなのに、②あの日の道だけは今もはっきり覚えている。どちらへ進むか、一つ一つ自分で判断しなければならなかったからだ。 だからといって、アプリを手放したわけではない。仕事の日や約束がある日など、時間が大事なときは、今も以前と同じように使っている。けれども休みの日は、アプリを開かずに歩き、本当に困ったときだけ開く。時間に余裕があるかどうかで、使い方を決めているのだ。そうして町は、少しずつ私のものになりつつある。
50. 「①その役目」とは何か。
1) 応募する人の人柄や長所を、本人に代わって相手に伝えること
2) 応募してきた人の中から、だれを受け入れるかを決めること
3) 応募する人に代わって、決められた書類の書き方を整えること
4) 応募する人自身が、自分の経歴と長所を相手に説明すること
51. 筆者が、今の応募書類を「②自由に見えて、実はそうではない」と述べているのはなぜか。
1) 書類を出しても、結局は紹介してくれる人がいないと選ばれないから
2) 書類の欄や決まった言い回しが、どんな人物として書くべきかを先に決めているから
3) 書類に何を書いても、受け取る側は内容をほとんど読んでいないから
4) 自分のことを書く欄が少なく、伝えたいことを十分に書けないから
52. この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1) 自分で自分を語る今の方法は、人柄を他人が保証してくれた昔の方法に比べて、相手に信用されにくい。
2) 今の書類は自由に見えるが、決まった型に合わせて書くため、昔の紹介よりも本人らしさが失われている。
3) 人に受け入れてもらおうとするときには昔から他人の言葉を借りてきたのであり、型どおりに書くことを恥じる必要はない。
4) 型どおりの書類でも、読む側が言葉の奥にある人柄を読み取ろうとすれば、本人の姿は十分に伝わる。
53. 筆者が料理を始めたころ「①腹を立てていた」のはなぜか。
1) 先生が、作り方を聞いても詳しく教えてくれなかったから
2) 量がはっきり書かれていないので、同じ味を作れなかったから
3) 書かれたとおりに量ったのに、味がうまく決まらなかったから
4) 料理の本によって、書いてある量がそれぞれ違っていたから
54. 筆者は今、「②この言葉」をどのような意味だと考えているか。
1) その家で昔から決まっている量に従えという意味
2) 経験のある人なら、量を言わなくても分かるはずだという意味
3) 材料や食べる人に合わせて、味を見ながら自分で決めなさいという意味
4) 材料の質がよければ、量にこだわらなくてよいという意味
55. 筆者は今、新しい料理を作るとき、分量の数字をどのように使っているか。
1) 本に書かれた数字から始め、実際に入れた量とその日の材料の様子をノートに書き残している。
2) 本に書かれた数字から始め、うまくいったときの量を決まりにして、次からはそのとおりに量っている。
3) 本に書かれた数字は使わず、先生に聞いた量を目安にして、あとは味を見て決めている。
4) 本に書かれた数字から始め、何冊かの本の量を比べて、その平均を目安にしている。
56. 筆者が「①この町を少しも知らなかった」と言っているのはどういうことか。
1) 引っ越してきたばかりで、まだ町を歩いたことがほとんどなかったということ
2) 何度も歩いていたが、指示に従っていただけで、道や景色を思い浮かべられなかったということ
3) 地図アプリの情報が古く、実際の町の様子とは違っていたということ
4) 町の人と話す機会がなく、店や行事のことを聞いたことがなかったということ
57. 筆者が「②あの日の道だけは今もはっきり覚えている」のはなぜか。
1) 迷っていつもよりずっと長い時間歩き、疲れたことが忘れられないから
2) 電池が切れて不安になった気持ちが、強く残っているから
3) 目印を探したり人に聞いたりして、自分で道を判断しながら歩いたから
4) 町の人に教えてもらった近道を、その後も毎日使っているから
58. 筆者は今、地図アプリをどのように使っているか。
1) 急ぐ用事のときには使うが、休みの日は本当に困るまで開かずに歩いている。
2) 急ぐ用事のときには使うが、休みの日は電源を切って、一度も開かずに歩いている。
3) 初めて行く場所へは使うが、一度行ったことのある場所へは開かずに歩いている。
4) 行きには使うが、帰りには開かずに、来た道を思い出しながら歩いている。
問題10
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
早期退職の募集
勤め先の三ツ森工業が早期退職者の募集を発表したのは、昨年の秋のことだった。定員は百二十人。応じた者には通常の退職金に割増退職金(注)が加算される。額は勤続年数と年齢によって決まり、申し込みの順番とは何の関係もない。ただ、定員に達し次第締め切るという一文が、職場の雰囲気を一変させた。 「とにかく先に手を挙げて、考えるのはそれからだ」。昼休みの食堂では、そんな声があちこちで聞かれた。迷っているうちに枠がなくなれば、それだけで損をしたことになる。①そういう空気の中で、私も一週間ほど、自分の割増金をおおまかに計算してみた。結果は、年収のほぼ三年分であった。 募集初日に申し込んだ一人に、村井さんがいる。五十代の後半で、勤続は三十年近い。長く勤めた分、割増金もかなりの額になったはずだ。だが、本人の話は少し違っていた。村井さんは何年も前から、会社を辞めたら郷里に戻り、奥さんの実家の旅館を継ぐと決めていたのだという。待っていたのは、その時機だけだった。彼が急いだのは、枠を失うのが怖かったからではない。すでに出ていた答えに従ったまでで、その速さは、周囲の焦りとは別のものだったと思う。 同じ割増金でも、受け取る人によって意味は異なる。定年が間近に迫ったベテランにとっては、長い年月への褒美のような、確かに心の動く申し出だろう。しかし、私のような中堅にとって、年収三年分というのは、このまま勤め続ければ当然もらえていた給料を、前倒しで渡されるのとほとんど同じことだ。 急ぐことに意味があるとすれば、辞めた後に何をするかがすでに決まっていて、しかも枠が本当に早々に埋まりそうな場合に限られるのではないか。まだ心が決まっていない者にとって、先着順という仕組みは、どう生きるかという選択を、ただの早い者勝ちの競争に変えてしまう。 結局、私は一週間ほど迷った末に申し込まなかった。枠はほどなく埋まった。 いま振り返って思うのは、問われていたのは「早く申し込むべきか」ではなかったということだ。会社を離れた後の年月をどう過ごすのか、その問いに自分で答えられるかどうか。提示された金額は、言ってみれば、会社が私の残りの年月につけた値段である。制度そのものを責めるつもりはないし、村井さんの選択には今も敬意を抱いている。ただ、自分の値段は自分でつけるしかないのだと、あの秋に教えられた気がする。 (注)割増退職金:早期退職に応じた社員に、通常の退職金に上乗せして支払われるお金
59. 「①そういう空気」とは、どのような空気か。
1) 早く申し込んだ人ほど、受け取れる割増金が多くなるという空気
2) 定員が埋まる前に申し込まなければ損なので、考えるより先に動くべきだという空気
3) 申し出に応じない者は、会社に残っても居場所がなくなるという空気
4) 長く勤めた者から順に、早く会社を去るべきだという空気
60. 村井さんが募集初日に申し込んだのは、なぜか。
1) 定員に間に合わなくなることを、誰よりも恐れていたから
2) 勤続年数が長く、割増金の額が特に大きかったから
3) 辞めた後にすることを数年前から決めていて、その時期を待っていたから
4) 会社の将来に不安を感じ、早く離れたほうがいいと判断したから
61. 筆者は、自分のような中堅の社員にとって、割増退職金とはどのようなものだと述べているか。
1) 長年の勤めに報いる、十分に魅力のある特別な上乗せ
2) 残れば得られた給与を、先に受け取るのに近いもの
3) 次の仕事が決まるまでの暮らしを支える、一時的な保障
4) 定年まで勤めた場合の退職金を、大きく上回る額
62. 筆者がこの文章で最も言いたいことは何か。
1) 早期退職の募集は会社に有利な仕組みなので、社員は安易に応じるべきではない。
2) 先着順という募集の方法は社員を焦らせるので、会社はそれを見直すべきだ。
3) 応じるかは金額でなく、辞めた後の年月をどう生きるかを基準に自分で決めるべきだ。
4) 割増金の額が十分であれば、辞めた後の計画が固まっていなくても応じる価値がある。
問題11
次のAとBはそれぞれ別の新聞のコラムである。AとBの両方を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
A
日本の法律では、外国籍の子どもに就学の義務は課されていない。入学の手続きも保護者の申し出が前提だ。そのため、子どもが学校に来ていなくても、それを確かめる役目を誰が負うのかがはっきりしない。一度も学校に足を踏み入れなかった子どもは、在籍者の名簿にも欠席の記録にも載らず、誰の目にも留まらないのである。これは制度の隙間というほかない。 こうした子どもを探すかどうかも市町村の判断次第で、熱心に調べるところもあれば、ほとんど手をつけていないところもある。生活のために働きづめの保護者にすべてを委ねるのは酷だろう。市町村は申し出を待たず、学齢期の外国籍の子ども一人一人の居場所と就学状況を、家庭訪問も含めて確かめるべきだ。
B
外国籍の子どもの不就学というと、入学さえすれば解決すると考えがちだ。だが、いったん入学した後に学校から離れていく子どもが少なくない。授業の日本語がわからず、教室で居場所をなくし、少しずつ休みが増えていくのだ。籍がある以上、書類の上では「通学している子」とされ、困っていることは表に出にくい。 工場の期間契約で働く親が仕事を求めて転居を重ね、そのたびに学びが途切れる子もいる。親が教育に無関心なのではない。転校先で日本語の指導を受けられるかは、住む町によってまるで違う。日本語を教える教員や支援員も足りない。学校の門をくぐらせることは出発点にすぎない。専門の訓練を受けた人材を配置し、どこでも日本語を学べる体制を築くことこそ急ぐべきだ。
63. AとBのどちらの文章でも触れられている点はどれか。
1) 外国籍の子どもには、日本の法律上、就学の義務が課されていないこと
2) 外国籍の子どもへの対応が、住んでいる自治体によって大きく異なること
3) 学校で日本語を教える教員や支援員が足りていないこと
4) 保護者が日本の学校制度について知る機会が少ないこと
64. 外国籍の子どもの問題が周囲に見過ごされやすい理由について、AとBはどのように述べているか。
1) Aは、学校に通っていない子どもがどの記録にも現れないからだと述べ、Bは、学校に籍があるというだけで問題がないとみなされるからだと述べている。
2) Aは、保護者が行政に相談することをためらうからだと述べ、Bは、学校と自治体の間で子どもの情報の共有が遅れるからだと述べている。
3) Aは、学校に通っていない子どもがどの記録にも現れないからだと述べ、Bは、学校と自治体の間で子どもの情報の共有が遅れるからだと述べている。
4) Aは、保護者が行政に相談することをためらうからだと述べ、Bは、学校に籍があるというだけで問題がないとみなされるからだと述べている。
65. Aの筆者が提案している取り組みについて、Bの筆者はどのように考えると思われるか。
1) 子どもの居場所を確かめることは必要だが、日本語を学ぶための支援体制が整わなければ、その効果は限られる。
2) 子どもの居場所を確かめることこそ最も急ぐべきであり、日本語の支援体制はその後で整えればよい。
3) 家庭を訪問して状況を調べることには意義があるが、自治体にそれを続けるだけの人手があるかは疑わしい。
4) 子どもの状況を把握するには、自治体よりも学校が主体となって調べるほうが効果的だ。
問題12
次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
予測は外れたのか
今年の夏も、私の住む町では最高気温が三十五度を超える日が幾日も続いた。通勤電車を待つだけで汗が噴き出し、夜になっても部屋の熱気が抜けず、何度も目が覚める。工事現場や配達の仕事をする人たちは、昼の作業時間を短くせざるを得なかったと聞く。こうした夏が来るたびに、「科学者たちは計算を誤ったのではないか」という声を耳にするようになった。予想よりずっと早く暑くなっているではないか、というわけだ。 しかし、数十年前に示された予測を振り返ってみると、そこに描かれていたのは、地球の平均気温が長い時間をかけて少しずつ上がっていくという流れであり、それは現在起きていることとおおむね重なっている。違うのは、当時は数字の上の話だったものが、今では通勤や睡眠や屋外の仕事といった日々の暮らしの中で、肌で感じられるようになったという点である。予測が外れたのではなく、予測が当たり始めたのだ。 では、なぜ多くの人が驚き、その驚きを科学の失敗と受け止めるのだろうか。私は、予測の受け取り方に原因があると考えている。「今世紀末までに数度上昇」と聞いても、それは自分が年老いた後か、もっと先の世代の話のように思えた。報道も研究者も、それなりに伝えてはいた。ただ、私たちはそれを遠い未来の数字として聞き流し、自分の生活に関わる話として引き受けてこなかった。だからこそ、暑さが実際にやって来たとき、それは不意打ちのように感じられ、その戸惑いの矛先が科学に向かうのである。 もっとも、ここ数年の気温の急な上がり方については、研究者自身が、なぜこれほど跳ね上がったのかを十分には説明できないと率直に認めている。これを聞いて、やはり科学は当てにならないと考える人もいるだろう。だが私には、分からないことを分からないと言える姿勢こそ、科学が信頼に値する理由に思える。それに、数年単位の説明しきれない変動があるからといって、何十年という長さで描かれてきた温暖化の大きな流れが覆るわけではない。すべてが解明されるのを待っていては、その間にも暑い夏は繰り返される。 そう考えると、私たちが本当に問うべきなのは、科学が間違えたかどうかではない。すでに手元にあった予測を、社会全体がなぜ生かしてこなかったのか、ということである。予測をさらに精密にする研究にはもちろん意味がある。しかし、街に木陰を増やすこと、暑い時間帯を避けた働き方を広げること、電気の使い方を見直すことは、今ある知識だけで十分に始められる。必要なのは、それを今から実際に使うことである。
66. 「予測が外れたのではなく、予測が当たり始めたのだ」とあるが、筆者はどういうことを言いたいのか。
1) これまでの予測は温暖化を小さく見積もりすぎていたので、今後は大幅な修正が必要になるということ
2) 何十年も前に示されていた変化が、今になって人々の暮らしの中で実際に感じられるようになったということ
3) 予測は世界全体の平均については正しかったが、日本の夏の暑さまでは言い当てていなかったということ
4) 誇張だと思われていた予測が、偶然にも最近の気温の記録と一致するようになったということ
67. 筆者によると、多くの人が「科学は計算を誤ったのではないか」と感じるのはなぜか。
1) 報道が猛暑のたびに危機を大げさに伝え、人々の不安をあおってきたから
2) 研究者が専門的な言葉で説明するばかりで、予測の内容が一般に伝わらなかったから
3) 予測を遠い将来についての数字として受け取り、自分の生活にかかわる話だと考えてこなかったから
4) ここ数年の気温の上がり方が、どの予測の範囲からも大きく外れていたから
68. 最近の急な気温上昇について研究者自身にも説明しきれない部分があることを、筆者はどう考えているか。
1) 分からない点を認めることは科学が信頼できる証拠であり、長い期間の予測の正しさを損なうものではない
2) 説明できない部分が残っている以上、これまでの予測の方法は根本から見直されるべきだ
3) 原因がはっきりするまでは、対策の規模を決めるのは控えたほうがよい
4) 説明できない上昇は一時的なものなので、いずれ予測どおりの穏やかな変化に戻るだろう
69. この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1) 予測を信頼してもらうには、過去の予測と実際の気温を比べて確かめる仕組みを広めるべきだ
2) 今急ぐべきなのは、短い期間の変化まで言い当てられるよう、予測の精度を高めることだ
3) 温暖化を身近に感じてもらうには、研究者が予測を生活と結びつけて伝える工夫をするべきだ
4) 科学の誤りを問うより、手元にあった予測を社会がなぜ生かせなかったかを問い、行動するべきだ
問題13
次は、ある市の映像文化財団が募集している映像制作助成の案内である。下の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
北浜市映像文化財団 2026年度映像制作助成のご案内
当財団では、以下の6種類の映像制作助成を行います。 【共通の注意事項】 ・同一の作品を、同じ年度に複数の助成へ申請することはできません。 ・助成額は上限であり、審査により減額される場合があります。 A 新人脚本助成(上限50万円) 対象:申請日時点で35歳以下の個人。これまでに当財団の助成を受けたことがない方に限ります。 条件:完成済みで未発表の、連続ドラマまたは長編映画の脚本であること。 提出書類:脚本全編、略歴書 締切:12月10日必着 B 連続ドラマ企画開発助成(上限150万円) 対象:個人・団体のいずれも申請可。年齢不問。 条件:4話以上で構成される連続ドラマの企画であること。配信事業者・放送局との契約前の企画に限ります。 提出書類:企画書、第1話以上の脚本 締切:1月8日必着 C 地域映像制作助成(上限300万円) 対象:団体のみ。 条件:ジャンル不問(ドキュメンタリーを含む)。撮影日数の半分以上を北浜市内で行うこと。 提出書類:制作計画書、予算書、団体概要 締切:12月26日必着 ※申請には事前相談が必要です。11月30日までに電話またはメールでお申し込みください。 D 字幕・翻訳支援(上限80万円) 対象:映像制作会社。 条件:完成済みの作品に外国語字幕を付ける費用が対象です。 提出書類:作品データ、翻訳計画書 締切:随時受付 E 短編映画制作助成(上限100万円) 対象:申請日時点で40歳以下の個人。 条件:上映時間30分以内の作品であること。 提出書類:企画書、脚本 締切:1月8日必着 F ドキュメンタリー制作助成(上限200万円) 対象:個人・団体のいずれも申請可。 条件:撮影開始前に申請すること。 提出書類:企画書、予算書 締切:1月15日消印有効(郵送のみ)
70. 吉川さん(33歳)は、配信向けの全6話のサスペンスドラマの脚本を、一人で全話書き上げた。この作品はまだどこにも発表しておらず、配信事業者や放送局とも契約していない。吉川さんはこれまでに財団の助成を受けたことがなく、撮影地もまだ決めていない。吉川さんがこの作品で応募資格を満たしている助成はどれか。
1) AとB
2) Aのみ
3) AとBとC
4) BとE
71. 北浜市で活動する映像制作団体が、市内の漁港を舞台にした1本の長編ドキュメンタリーを制作する。撮影はすべて市内で行い、来年3月に始める予定である。11月20日の時点で、この団体が受け取れる助成額の上限ができるだけ大きくなるようにするには、どうすればよいか。
1) 11月30日までにCの事前相談を申し込み、12月26日までにCの申請書類が財団に届くようにする。
2) 事前相談はせずに、12月26日までにCの申請書類が財団に届くようにする。
3) 11月30日までにCの事前相談を申し込み、CとFの両方に申請書類を提出する。
4) 1月15日の消印有効で、Fの申請書類を郵送する。
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Paper 6
体育館で過ごした数週間
Frequently asked questions
- How long is JLPT N1 Reading practice test 1?
- The paper takes 110 minutes. The PDF has 25 pages, and the answer key is a separate PDF.
- Is JLPT N1 Reading practice test 1 free?
- Yes. You can download the PDF for free, with no account.
